歯石取りの限界 SRPでも治せない歯周病治療

いつもブログを読んで頂いてありがとうございます。久々の更新になり申し訳ありません。なぜ久々の更新になったか、その理由は後日のブログで書かせて頂きますので、よろしくお願い致します。

さて、前回までは歯ぐきの中の歯石をとるSRP(S:スケーリング、R:ルート、P:プレーニング)で歯周病を治すというものでした。歯の根っこの表面の歯石や歯周病の細菌がなくなればきれいな状態になるというのはイメージが浮かびやすいと思います。

しかし、このSRPでも治せない場合があります。

えっ、何回かに分けて麻酔をして歯石をとってもダメなの?と思われるかもしれませんが、そうなんです。ダメなものはダメなんです。

病気でも軽いものは薬を飲めばおしまいというものもありますが、状態が悪すぎると手術ですよね。言いにくいところではありますが、歯周病も同じ体の病気ですので同じです。完全に良くなるためには悪くなっている程度に応じて、治療もがんばって頂けないといけないのです。

では、どのような状態ではSRPで治せないか?それは、ズバリSRPではとれないぐらいに歯と歯ぐきの隙間の深いところに歯石がついているからです。

SRPでも歯石が完全にとれないのか?

ズルをしているのではありませんし、技術がないのではありません。SRPでとれる歯石は限界があるのです。SRPで用いる器具では歯周ポケットで4~5mm程度の深さの歯石までしかとることができません。SRPをすることによって歯ぐきが引き締まり、歯周ポケットが改善し、再度SRPにより歯石が完全にとれることもあります。

しかし、6㎜以上のポケットでは歯石が残っていることが多いのです。そのため、徹底的な歯石の除去のため、歯ぐきをメスで切開と共に剥離して、歯の根っこを完全に露出させます。そのため、SRPではとれなかった歯石を完全に取り除けます。麻酔をするため手術の間は痛みもありませんし、手術後も痛み止めを飲んで頂くので問題ありませんのでご安心下さい。これで、いい状態になります。

しかし、歯石がとれても骨の形がデコボコしていると歯周ポケットは残り、また歯周病が再発しやすくなります。では、どうしたら良いのでしょうか?次回はその改善策を紹介させて頂きます。

佐々木歯科醫院

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